2019.10.10 【電波時評】宇宙開発の目指すところに注目

 9月7日、インドの月面着陸機ビクラムは月の南極付近への着陸を目指し降下を開始。途中で着陸機からの通信が途絶、着陸が成功したのかは不明。だが、インド宇宙研究機関は「通信途絶は残念だが、それでも月面探査計画の9割方の目標は達成した」と前向きだ。

 それに先立ち1月、中国は「嫦娥4号」を月の裏側に着陸させることに成功。我が国の「はやぶさ2号」の小惑星探査もおおむね順調だ。米国も28年までに人が滞在できる月面基地を建設する計画を発表している。ベ...  (つづく)