2020.12.29 新年の電器店 正月商戦も分散化へ 「密」を避け営業形態変更も

正月三が日の商品配送をアピールするヨドバシカメラマルチメディア博多の店頭。各店では新春も混雑回避に向けた取り組みが進む

 福袋や目玉商品を求めて新春の店頭に客が列をなす光景は風物詩の一つだが、この新年は様相が変わりそうだ。歯止めの利かない新型コロナの感染拡大で、各地の電器店は行列や混雑を回避するため、百貨店などと同様に一部で営業形態を変更したり、福袋やセール品の店頭販売を取りやめるなど対策を講じる。冬商戦成否の鍵を握る初売りは「書き入れ時」であり、店の存在をアピールする絶好の機会だが、密を避け、分散化する方向へとかじを切る。

 上新電機は20年ぶ...  (つづく)