2021.01.01 【家電販社トップ 21年営業戦略】パナソニックコンシューマーマーケティングLE中部社 佐々木芳久社長
4Kテレビ大きな柱 拡販フェアをダブルで開催
今年は1年延期となった東京オリンピック・パラリンピックの4K放送を話題に4Kテレビの販売を大きな柱に、エアコンをネットにつなぐ提案、冷蔵庫大増販、美健家電の提案など、上得意客の稼動率向上につながる販売店のお役立ち営業活動を支援していく。
昨年は、新型コロナ対策の影響で上期の売上げが苦戦したが、巣ごもり需要の提案によって下期の売上げで挽回した。
4Kテレビ、設備商品を成約につなげながら、「キャッシュバックとネット動画」「巣ごもりのお正月」「寒い冬の到来」の3点セットで店頭訴求を徹底した。4-12月の販売では、空気清浄機、理美容器具、レンジフードなどが2桁増で推移し、4Kテレビは10-12月の大増販により前年比1.5倍以上の高伸長を示した。
4-11月のクレジット売上げは、全国を10%上回る前年比142%となり、利用率も全国を上回る36%を記録した。
昨年11月から12月の一斉個展「冬のパナソニックフェア」は、パナソニックショップ(PS)1003店で開催。来場客が前年比93%ながら、売上げは同100%をキープした。4K有機ELテレビ、洗濯機、アラウーノなどが健闘した。
今年は春商戦までに、①冷蔵庫大増販 ②ナノケア・ドルツ・補聴器の美健家電提案 ③バス現調活動&エアコン点検 ④エアコン一斉出荷 ⑤4Kテレビ・4KDIGAの大増販と、五つの増販を推進する。
4月から夏商戦までは、主力4商品の重点取り組みと夏のパナソニックフェア、オリンピックフェアを開催する。主力4商品は、4K液晶・有機ELテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機。地デジ・エコポイント特需から約10年を迎え、DBM(データベースマーケティング)での買い替えを促す。
7月開幕予定の東京オリンピックに向け、4Kテレビや4KDIGAの拡販を図るため、6月に夏のパナソニックフェア、7月にオリンピックフェアをダブルで開催する。
エアコンは早期点検・販売に力
春のPS会キャンペーンは、12月26日から4月末日まで、シニア世代のお客さまを対象としたナノケアドライヤー、ドルツ、補聴器の提案に取り組む一方、今月26日から4月末日までエアコンの早期点検・販売を行う。エアコン販売では、エオリアアプリでネットに接続し、どこでもリモコン、切り忘れ通知、快適帰宅通知、室温みはり通知などをスマートフォンで遠隔操作できる点をアピールする。
また、太陽光の固定価格買取期間満了のお客さまに対して蓄電池の提案(卒FIT)を強化していく。
HPを拡充
昨年は「巣ごもり」もあり、PSのHPへのアクセスが3倍以上と増加した。今年は店名版へのQRコード導入提案と併せて、中部社独自の活動としてバナー&コメントを充実し、地元顧客の活用頻度を上げていきたい。(名古屋)