主要な商品の実販推進エアコン新型モデルに注力

　昨年を振り返ると新型コロナウイルス感染拡大の影響で合展を中止するなど、イベント変更を余儀なくされたが、感染防止を徹底した個展の開催や、しっかり対策をした上での訪販・巡回を地域販売店さまで実施いただき顧客への提案活動は減らすことなくできた。

　その中で2020年度として、総ルート・地域店ルートと共に前年並みの実績で推移している。商品別には洗濯機、冷蔵庫、掃除機、調理家電などは計画をクリア、前年以上の実績となっている。エアコン・テレビが少し苦戦傾向だが、テレビは年末商戦での拡販、エアコンは新型モデルの実販推進を提案している。

　例年の取り組みとして10-11月開催の合展は全会場で中止となったが、それに代わる施策として全国的に冬商戦期間の一斉個展時を中心に「デジタルフェア」と称して、従来の個展にプラスしてデジタル要素も取り込んだイベントを実施した。

　内容としては、招待状に地域販売店ごとのQRコードを掲載し、それを読み込むことにより、自店紹介ページからデジタルフェアに来場できる仕組みで、フェア当日に来店できないお客さまでも、家・出先からスマートフォン、PCから参加ができて、画面上でお客さまの気になる商品や販売店からの提案商品を閲覧できる。ほかに困り事・相談事があれば販売店へフィードバックできる仕組みで取り組んだ。抽選会でのお買い得演出も実施。

　一部の販売店さまでは、LINEを活用して独自の訴求演出もされ、従来とは違う形での提案で取り組んだ。

　冬の一斉個展参加店数はコロナ状況ではあるが、昨年とほぼ同数の販売店さまに参加いただき、感染対策を徹底した上での招待状配布、郵送にて招待状送付などでお客さまへの来店促進を実施した。

　商品別にはテレビが12月になり稼働し始め、中でも有機ELの構成比が上がり単価アップにもつながった。そのほかでは10-12月キャンペーンを行っていた洗濯乾燥機も好調に推移しており、エアコン・掃除機を含めた白物商品も昨年以上の実績で推移した。

　今年も継続し、コロナ禍でできる取り組みを提案し主要商品の実販推進を図っていく。

　西日本支社の1-3月の取り組みとしては、まずはエアコン。昨年11月発売の新型モデルを中心にキャンペーン実施、コロナ対策を踏まえ、見込み客に対して1月に可能な限りDM発送、2-3月での巡回・個展での刈り取りを目指す。

　同様にIHクッキングヒーター・エコキュート・LEDシーリングといった環境商品も全国キャンペーンを実施。こちらも買い替え提案を中心に実販推進していく。

　通期としては目標を前年以上の最終着地を目指し、3月までの期間取り組んでいく。