2021.01.06 加振器駆動に最適のアンプ2機種オンキヨーが開発、販売開始
加振器「Vibtone」
オンキヨーホームエンターテインメントの子会社であるオンキヨーサウンドは、振動を利用して音声/音楽再生を可能にする加振器「Vibtone」を駆動するために最適なアンプを開発し、1月からVibtoneとアンプをセットにして販売を開始する。
加振器Vibtoneは、振動を利用して音を出すデバイスとして様々な用途に提案を進めている。一般的なスピーカでは振動板を振動させることで音を出すが、水滴や湿度が高い環境下での使用には適していない。加振器はパネルなどを振動させることで音を発生させるため、浴室、キッチン、屋外での利用、あるいはインターホンなど防水性、気密性が必要な空間での設置に適している。
また、一つのデバイスでアラーム音などを再生しながら振動(ハプティクス)を伝えられるなど、様々な家電、産業機器へ展開できる。
Vibtoneは、様々な場所に取り付けて音や振動を発生させられるが、動作させるためのアンプや取り付けるものの素材、形状に合わせた音調整が必要となるため、導入に時間を要したり、採用を断念したりするケースが発生していた。
今回、Vibtoneを駆動するために最適なアンプ2種類を開発した。Vibtone用として初となるこのアンプは、同社がオンキヨーブランドで長年培ってきたオーディオ技術を基にした音調整機能を搭載。ブルートゥースにも対応しており、ワイヤレスで音を流すことに加えて、設定変更などの調整も容易だ。
これにより、様々な商品への導入・開発が手軽に行えるようになり、幅広い用途においてVibtoneの実用化が期待できるという。