2021.01.12 【電子部品総合特集】提案型商品日本電波工業「サーミスタ内蔵水晶振動子」

 日本電波工業は、NX1612SD(1.6×1.2×0.65ミリメートル)で76.8メガヘルツのサーミスタ内蔵水晶振動子を6月から量産開始した。移動体通信の5Gへの移行に伴い、チップセットに使用されるクロック源の高周波化が進むことで受信感度や通信効率低下を招く懸念があった。これに対し、装置内部の基準発振源を38.4メガヘルツから76.8メガヘルツへと高周波化し、逓倍回数の削減による位相ノイズの改善を行うなどの対策を行い、クアルコム社のスマホ向けSo...  (つづく)