2019.10.18 アキュフェーズがプリメインアンプ新製品定格出力20%向上
プリメインアンプ「E-380」
アキュフェーズは、従来モデルとほぼ同じ筐体サイズで定格出力を20%、ダンピングファクタを25%増強したプリメインアンプの新製品「E-380」を11月上旬から発売する。税別価格は45万円。
電力増幅部や電源部の強化により定格出力の20%アップを果たしたE-380は、進化した同社独自の「AAVA」方式ボリューム・コントロールを搭載し、音楽信号の鮮度を落とさずに音量調整を行う。
「AAVA」は可変抵抗器を使わずに、ゲインの異なる16種類の「V-I変換アンプ」の組み合わせで音量を調整する画期的な音量調節機構。一般的なボリューム・コントロールのように音楽信号を抵抗器で減衰させる方式とは異なり、信号の劣化やインピーダンスの変化がなく、高いSN比と低い歪み率を維持したまま音量調整ができる。
E-380では最大ゲインの「V-I」変換アンプを4回路、次のアンプを2回路並列化し、総出力電流量を従来の2倍に、回路のインピーダンスを2分の1にすることでノイズを低減している。
パワーアンプ部には「インスツルメンテーション・アンプ」を採用し、高いSN比を実現している。さらに出力回路の低インピーダンス化により、ダンピング・ファクタ500を達成し、スピーカのポテンシャルを限りなく引き出す。
電力増幅段に「バイポーラ・トランジスター」2パラレル・プッシュプル構成を採用。大型トランスと、10%容量がアップした大容量3万3000μFのフィルタ・コンデンサにより、安定した電力を供給する電源回路を搭載。大型ヒートシンクを備えたパワーアンプ・ユニットを左右に配置し、定格出力120W/8Ω、180W/4Ωのハイパワーを実現した。