2021.01.22 東北大学金材研などMg蓄電池高性能化実現へ  新規正極材料、開発に道

開発した欠陥スピネル型酸化物材料ZnMnO 3のMg蓄電池正極特性

 東北大学金属材料研究所の下川航平助教(兼学際科学フロンティア研究所)、市坪哲教授らの研究グループは、同研究所の我妻和明教授、名古屋工業大学フロンティア研究院の中山将伸教授、東京都立大学の金村聖志教授らの研究グループと共同で、次世代蓄電池の有力候補であるマグネシウム(Mg)蓄電池の高性能化を実現する新規正極材料の開発指針を見いだすことに成功した。

 蓄電池の有力候補として、負極にMg金属を使用するMg蓄電池がある。Mgは地殻埋蔵...  (つづく)