2021.01.27 【電波時評】技術立国日本の一翼を担った2人の技術者
2人の技術者の自伝を読んだ。一人は、最後の陸軍少尉、サムライと言われた故岡崎清氏。戦後、復員の翌年に京大電気工学科に入学、チタン酸バリウム・セラミックス(チタバリ)を専攻。創業間もない村田製作所に学士第一号として入社。チタバリの開発に携わり、高品質のセラミックコンデンサを製品化。現在、約40%の世界シェアを持つ積層セラミックコンデンサのマザー工場になっている福井村田製作所初代工場長として、工場建設からセラミックコンデンサの生産立ち上げ、増産に取り... (つづく)