2021.02.22 新型コロナウイルスに対する不活化効果確認オーテクのカラオケ用マイククリーナー

カラオケ用マイククリーナー「AT-MC7」

 オーディオテクニカは、奈良県立医科大学とMBTコンソーシアム協力のもと、同社のカラオケ用マイククリーナー「AT-MC7」(20年12月14日発売)で生成された低濃度のオゾンにおいて、新型コロナウイルスに対する不活化効果を確認した。

 同研究における試験と効果の確認は、バイオセーフティレベル3の実験施設内において適切な病原体封じ込め装置で実施したものであり、同機器の実使用環境における効果を示すものではない。

 AT-MC7は、村田製作所のオゾナイザ技術を採用しており、オーディオテクニカ製マイク充電器「BC700/BC701」に取り付けることで、主にカラオケ店などで使用されているマイクをクリーニングする。今回の研究結果により、同マイク頭部の表面に付いた新型コロナウイルスによる接触感染防止にも有効である可能性が示された。

 オーディオテクニカ製マイクは、多くのカラオケ店で使用されている。新型コロナウイルス感染拡大によりカラオケ業界が影響を受ける中で、同社として少しでも業界の発展に寄与すべく、またユーザーにカラオケを楽しんでもらいたいという思いで、同製品の開発に取り組んだ。