2021.03.12 北海道大がペーパー分析デバイス開発液体試料に浸漬するだけで成分濃度を測定

今回の研究で開発したペーパー分析デバイス概略図

 北海道大学大学院総合化学院博士後期課程・日本学術振興会特別研究員の小松雄士氏、同工学研究院の石田晃彦助教、渡慶次学教授らの研究グループは、液体試料に浸漬するだけで成分濃度を測定可能なペーパー分析デバイスを開発した。

 この検査チップは、3センチメートル四方のろ紙に水をはじく性質があるインクで印刷して作製された小型・軽量・薄型の分析デバイス。ろ紙の特定の領域がインクで囲まれており、流路の役割を果たす。流路の一端に浸漬エリアがあり...  (つづく)