2021.04.05 みずほ銀の外貨建て送金の遅延日立が謝罪と再発防止への方針

 日立製作所は5日、みずほ銀行で3月12日に発生した国内他行向け外貨建て送金の遅れについて「多くの関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪コメントを発表した。今後も、みずほ銀による調査への協力を行い、再発防止に向けて取り組む方針も示した。

 みずほ銀と親会社のみずほフィナンシャルグループは同日、システム障害に関する対応状況について公表。その中で、今回の外為建て送金などの遅れは、日立から提供した「統合ファイル授受基盤」のハードウエアが起因だったと報告した。日立の謝罪文はこれを受けたもの。

 報告書によると、統合ファイル授受基盤を稼働させているサーバー向けディスク装置は日立が保有。その維持・メンテナンスを含めて、みずほ銀にサービスとして提供されているという。