2021.04.08 【エアコン特集】パナソニック「エオリア」Xシリーズ
「エオリア」Xシリーズ
新・エネチャージシステムを、冷房にも有効活用
パナソニックは、今まで無駄に捨てていた熱エネルギーを冷房にも有効活用できる「新・エネチャージ システム」を搭載したルームエアコン21年モデル「エオリア」Xシリーズの提案に力を入れる。
新Xシリーズは、新たに加湿空気清浄機新製品とのIoT連携を可能とするほか、ナノイーX搭載による清潔性、高温環境でもしっかり冷房するなど、快適性・利便性・省エネ性がさらに向上した。
エオリアは、業界に先駆け遠隔操作を可能にしてきたが、新モデルでは、加湿空気清浄機新製品とそれぞれ無線LAN接続し「うるおい暖房」を実現、暖房時の乾燥を防ぐ。また2台使いにより、部屋の上部はエアコンで、下部は加湿空気清浄機を使うことで、単独使用よりも集じん能力が向上している。
例えば空気清浄能力20畳相当のエアコン(CS-X401D2)と空気清浄能力40畳相当の加湿空気清浄機(F-VXT90)を使用した場合、合計60畳相当の集じん能力でしっかりきれいにできる。
エネチャージ システムは、従来排出される熱エネルギーを効果的に暖房時の霜取り運転に活用し、暖房を止めずに快適な環境を実現。新シリーズでは、回路構造の変更により、新たに冷房にも応用した。
一般的に冷房運転は、設定温度に到達すると室外機の運転が止まり、冷風も除湿も止まるため、室内の温度湿度が不安定になる。
新・エネチャージ システムでは、部屋を冷やしすぎないよう、〝やや冷たい〟冷媒を回すことで、運転中止・再開を繰り返さず、安定運転させる。
これにより設定温度を維持しながら除湿もする「快湿制御」を実現、オンオフにかかる無駄な電力を使わないため、10%の省エネにつながる。