2021.05.28 【スマートファクトリー特集】ジャパンユニックスはんだ付けロボのIoT化推進
「ULD-02」
ジャパンユニックスは、半導体レーザー式やこて式など、はんだ付けロボットを主力事業とするソルダリングの専門メーカーとしてグローバルビジネスを展開している。
工場内のパソコン(PC)ネットワークに接続する卓上型はんだ付けロボット「UNIX-DFシリーズ」をはじめ、はんだ付けロボットのIoT化を推進している。
はんだ付けロボット管理ソフトウエア「ソルダリングマネージャー」は、はんだ付けロボットの状態を監視し、自動的にデータを収集・保存し、そのデータをさまざまな形で活用できる。外付けカメラによる稼働状況の動画保存なども可能。
ソルダリングマネージャーは、同社のはんだ付けロボットUNIX-DFシリーズ、「同GFシリーズ」に対応している。
UNIX-DFシリーズは、手はんだから自動化への移行・導入もしやすい卓上はんだ付けロボットとして、幅広い業界で導入実績が増えている。
GFシリーズは、工場ラインにフレキシブルに組み込める直交型プラットフォームのはんだ付けロボット。
新機種の水平多関節型(スカラ型)はんだ付けロボット「UNIX-HFR」は、IoT時代を見据えて通信ネットワーク機能を強化した。イーサネット通信ポートを搭載し、稼働状況を上位PCやPLCに送信可能。はんだ送り機構標準送りとCCカットの切り替えが簡単になった。こて先温度センサーのアナログ信号をデジタル化し、耐ノイズ性能を強化した高精度温度調整ができる。オプションで2連のはんだ送り装置を設置して制御できる。
レーザーはんだ付けユニット「ULD-02」は、複数のレーザーユニットをネットワークで並列につなぎ同時制御ができる。多点同時はんだ付けで、はんだ付け速度を倍速化した。レーザーのパラメーターより細かく設定できる(最大75W/10段階/最少0.1秒)。同一焦点距離でレーザースポットを自由に変更できるマルチφヘッドの制御機能を内蔵している。パワーメーターをレーザー制御部に接続してレーザーパワーが管理できる。