パナソニックは、女子プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手とブランドアンバサダー契約を締結した。同社は、大坂選手の社会に向き合う姿勢・価値観について、大きく3つの点で強く共感し、契約締結に至った。

　1つ目は、大坂選手がテニスというフィールドを超えて、社会の課題に対し真摯（しんし）に向き合い、社会のより良い在り方を自らの言葉で発信していること。同社も、創業者・松下幸之助氏が残した「精神的な安定と物資的な豊かさがそろって、はじめて人の幸せが安定する」という考え方に基づき、物も心も豊かな「理想の社会」の実現を目指す。

　2つ目は、大坂選手が気迫あふれる力強いプレーを通じて世界のあらゆる人々に元気と勇気を届けていること。同社も、創業者の「企業は社会の繁栄と人の幸せのためにある」という考え方を継承して、社会に必要とされる商品を提供するだけでなく、それを使うユーザーに喜んでもらい、元気を届けたい、という強い思いを持ち続けている。

　3つ目は、あくなき進化を求めて努力する姿勢。世界のトップアスリートである大坂選手の数々の素晴らしい実績は、日々の練習や試合の中で一つ一つのプレーを研ぎ澄ましていく、あくなき追求と進化があってこそだと考えている。同社も、さまざまな領域でユーザーや社会のために専門性を磨き、常に進化を目指している。

　同社は今回、それぞれの人の「理想の社会」の実現を共に目指し、「世界を　元気に。くらしを　理想に。」を両者の共通の思いとして、ブランドアンバサダー契約を締結した。同社としては、困難な状況でも勇気を持ち行動しようとする大坂選手を温かく見守っていきたいとしている。

　26日からは大坂選手が出演する新テレビCM「『世界を 元気に。くらしを 理想に。』～パナソニック ブランドアンバサダー 大坂なおみさん」篇を全国で放映開始した。