2021.07.23 抗ウイルス性ナノ光触媒開発東大や日本ペイントHDなど

 東京大学大学院工学系研究科の立間徹特任教授や日本ペイントホールディングスなどのグループは、新型コロナウイルスの感染リスクを低減する抗ウイルス性ナノ光触媒を開発した。光触媒粒子を極めて小さなナノ粒子とすることで、表面積、分散性、透明度を著しく改善させた。この光触媒は塗料やスプレー剤への利用が想定され、壁面や家具、電子機器などを介する感染リスクを減らすと期待される。

 東大の橋本和仁名誉教授らが開発し2012年に報告した、酸化チタ...  (つづく)