【広島】中国放送（RCC、広島市中区）は、今年も「被爆電車特別運行プロジェクト」（主催＝広島電鉄、RCC）を行う。

　被爆75年の節目となった昨年は、コロナ禍のため一般の乗車体験を見送り、車窓から広島の平和な光景をライブ配信した。今年も昨年同様、被爆の中から復興を遂げた「653号」を運行し、その模様を国内外に配信する。

　今年はウェブアプリケーションの内容を拡充し、より充実した「リモート乗車体験」を提供する。現在の広島を走る653号の進行と合わせて、「戦前」「被爆直後」「復興期」そして「未来予想図」の写真、映像資料で広島の歴史を振り返り、「未来予想図」を描く。

　公式サイトでは被爆電車に関する新ページで、被爆電車車両の解説、広島電鉄の歴史や被爆後の復興について紹介し、ライブ配信の視聴前に学習できるコンテンツを提供する。

　被爆電車の運行日は8月6、9日。ネット配信の被爆電車特別運行プロジェクト公式サイト（https://rcc.jp/tram/）でライブ配信する。ライブ配信は8月6、9日の午後1時から同2時10分（予定）。