2021.08.02 【インダクター・コイル特集】スミダコーポレーション小型パワーインダクター 5GやIoT関連を強化

車載対応低DCRメタルインダクター

 スミダコーポレーションは、小型パワーインダクターとして、車載用インダクターに加え、第5世代移動通信規格5GおよびIoT関連など、成長分野への取り組みを強化している。

 同社は、モビリティー、インダストリー、コンシューマーの3分野に向けて成長戦略を展開している。コンシューマー向けでは、メタル系パワーインダクター「CDMCシリーズ」において2~17ミリメートル角サイズで幅広くラインアップ。閉磁型で高い電気的特性と磁気シールドを実現し、ノイズを低減化。小型、低背化で、大電流性能を向上し磁気漏れの抑制を追求。

 代表的な製品は、Max4.45×4.75×高さ2.0ミリメートルサイズの「0420CDMCC/DS」(インダクタンス0.1~22μH)、Max10.3×11.5×高さ4.0ミリメートルサイズの「104CDMCC/DS」(0.15~88μH)、Max17.15×17.45×高さ7.0ミリメートルサイズの「177CDMCC/DS」(0.47~47μH)など。

 新製品の車載対応低DCRメタルインダクターは、4/5/6/10ミリメートル角サイズをラインアップしている。大電流、低DCRで耐電圧75Vdc。

 製品例としては、Max4.35×4.75×高さ2.0ミリメートルサイズの「CDMC40D18/L150」(インダクタンス0.1~4.7μH)、Max6.8×7.4×高さ3.0ミリメートルサイズの「CDMC60D28/L150」(0.1~22μH)、Max10.3×11.1×高さ5.0ミリメートルサイズの「CDMC10D48/L150」(0.43~47μH)など。

 新製品のパワーインダクター「CDEPH6211」は、大電流、低抵抗が特徴で、サーバー、デスクトップパソコン、DC-DCコンバーター、バッテリー機器、大電流電源などの民生機器用途に使用できる。

 PINパワーインダクター「DEP1623」は、民生・産業機器グレードの大電流インダクター。縦型構造の採用によって実装面積を抑制。平角線とMn-Znフェライトの組み合わせにより、超低DCRを実現した。