2021.08.18 【コネクター総合特集】七星科学研究所高電圧コネクターの6.6kV仕様・小型タイプ開発

 七星科学研究所は、産業用丸型コネクターを主力とするコネクターメーカー。顧客第一の製品作りをモットーに、電源用から信号用多極・高圧大電流など多彩な製品をそろえている。ケーブルハーネスにも注力し、あらゆるタイプのケーブルアセンブリーに対応、ユーザーから高い評価を得ている。

 同社は、6.6kV仕様の高電圧コネクターの小型タイプ「NHVC-1204-6V」を開発した。同コネクターは、使用電圧6.6kV/使用電流100A(3相コンタクト)で、使用温度範囲はマイナス40~プラス85度。適用導体断面積は22平方ミリメートル以下(3相+1接地コンタクト)。保護等級IP67。今年9月ごろからの販売開始を予定する。

 さらに、「防爆ケーブルグランド」を、2021年発売に向けて開発中。主なスペックは、防爆規格は適用規格「IEC60079-0:2011(JNIOSH-TR-46-1:2015)」「IEC60079-1:2014(JNIOSH-TR-46-2:2018)」。防爆構造は耐圧防爆構造(Exd)。対象ガスはⅡCGb。適合ケーブルはφ6~φ30。電線管サイズはG1/2、G1、G1 1/2。素材は黄銅(クロムめっき)製、SUS製の2種類を予定している。

 防水樹脂コネクターは、「PLWシリーズ」のラインアップ拡充として、新たに3極タイプを開発し、年内の販売開始を予定する。PLWは、屋外照明用電源設備や屋外電源設備用に開発した小型の樹脂防水コネクター。

 このほか、USB2.0(Aタイプ メス)防水コネクター「UNJWシリーズ」などもそろえている。

 同社は、旺盛な受注に対応するため、今秋以降、組み立て自動機の増設を計画している。