2021.08.24 パナソニックコンシューマーマーケティングLE中四国社 アラウーノ軸トイレ空間の提案推進 水回りなど暮らし全般サポートに尽力

植村 社長

後半戦の取り組み

 今年はコロナ禍で2年目の夏を迎えた。梅雨入りが大幅に早まり、大きな影響を受け、長雨の影響も受けている。パナソニックコンシューマーマーケティングLE中四国社の植村敬太社長に前半戦を振り返ってもらうとともに、後半戦の取り組みを聞いた。

コロナ禍の前半戦

 今年度もスタートから、コロナ禍での活動を余儀なくされた前半戦であった。振り返ると4月、愛媛県のまん延防止等重点措置、5月には岡山県・広島県緊急事態宣言発令、昨年同様感染リスクと向き合いながらの顧客接点活動が続いた。

 4~5月を終えて販売は前年キープができていたが、昨年大きな需要の山となった6月、(特別定額)給付金やキャッシュレス5%還元の駆け込み需要の反動を受けて、第1四半期では前年割れとなった。

冷蔵庫の実需好調

 主軸の冷蔵庫キャンペーンは前年を若干下回ったものの実需は好調でコロナ禍においても販売のけん引役となった。東京五輪は残念ながら無観客となったが、ホームビューイングなど家庭で過ごす時間は確実に増える、そして例年より早い梅雨明けにより長く続く猛暑日でも家庭で快適に過ごしてもらえる環境を提供する、そんな夏商戦の需要をしっかりとつかみ、後半戦へつなげたい。

リモート研修実施

 販売面では厳しいスタートとなったが、一方NEWスタイルは確実に営業スタイルに取り込まれている。社内のリモート会議はもとよりご販売店さま向けの研修もリモートで数多く実施できた。

 例えばデジタルマーケティング(お店のホームページやLINEなど)研修も好評で、4回実施して延べ89店の申し込みをしていただいた。アラウーノ研修も2日間4回実施し、延べ189店、287人に参加いただいた。お客さま向けのエネマネ研修(卒FITのお客さま対象)も講師とご販売店さまとをリモート接続し実施している。リアルとリモートの併用は今後も継続強化していく。

 後半戦に向けての活動も既に開始している。一番の山場は3年目となる9~10月ダイナミックキャンペーンで、本年度はアラウーノを軸にトイレの空間提案に取り組む。

 トイレは今や居心地の良い空間に変わりつつある。その空間づくりを中四国管内のお客さまへパナソニックショップから提案するものである。当然その先にあるキッチン・バス・洗面台、そして家電製品の買い替えなど暮らし丸ごとの提案につなげる取り組みであることは言うまでもない。

 先に述べたアラウーノ研修もその一環である。ご販売店さまとともに持続成長を実現するにはソリューション商品の販売は必須である。ワクチン接種が進むにつれ確実にコロナは終息に向かうとみているが、ワクチンの供給課題や変異種の拡大により今年度いっぱいはリスクヘッジが必要と考えている。

 今後も安全を第一にご販売店さまとともにお客さまお一人お一人との絆を大切にし「新たなくらし価値提案」活動により需要創造に取り組んでいく。(広島)