2021.08.27 6月の四国 鉱工業生産2カ月ぶり上昇

 【高松】四国経済産業局は6月の「鉱工業生産動向」について明らかにした。

 生産は前月比で2カ月ぶりの上昇、出荷は2カ月連続の低下、在庫は2カ月ぶりの低下、在庫率は3カ月連続の低下となった。なお、前年同月比では、生産は3カ月連続の上昇、出荷は3カ月連続の上昇、在庫は10カ月連続の低下、在庫率は3カ月連続の低下となっている。 鉱工業生産活動は、緩やかに持ち直している。

 生産は前月比0.1%増(前年同月比15.2%増)となり、生産指数は93.4となった。業種別にみると、食料品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、化学・石油石炭製品工業などが上昇し、非鉄金属工業、電気機械工業、輸送機械工業などが低下した。

 出荷は前月比0.7%減(前年同月比8.9%増)。業種別では、汎用・生産用機械工業、非鉄金属工業、輸送機械工業などが低下し、電気機械工業、食料品工業、金属製品工業などが上昇した。

 在庫は前月比0.2%減(前年同月比7.6%減)となった。業種別にみると、化学・石油石炭製品工業、鉄鋼業、汎用・生産用機械工業などが低下し、食料品工業、非鉄金属工業、繊維工業などが上昇している。