2021.08.31 在宅ワークにも活用パナソニック、ワイヤレスネックスピーカー初投入

ワイヤレスネックスピーカー「SC-WN10」

周りの音を遮らず、テレワークにも効果的に活用できる周りの音を遮らず、テレワークにも効果的に活用できる

快適なテレビ視聴を実現快適なテレビ視聴を実現

 パナソニックはテレワークの浸透や在宅時間が伸びる中、ワイヤレスネックスピーカーの需要が拡大することに対応し、新製品「SC-WN10」(オープン価格、市場想定価格=税込み1万7000円前後)を9月24日に発売する。ワイヤレスネックスピーカーは同社としては初めての投入となる。年間3万台の販売を目指す。

 ワイヤレスネックスピーカーは、首に掛けて装着することで、イヤホンやヘッドホンのように周囲の音を遮らず、ワイヤレスでテレビの音声やスマートフォンの音楽を耳元で聴ける利便性が受け、需要が伸びている。

 近年はコロナ禍で在宅時間が伸び、家族と一緒に過ごす時間が増えたことで、「音が聞こえづらくテレビの音量を上げ過ぎてしまう」「早朝や深夜にテレビを楽しめない」「家事の音などでテレビの音が聞こえない」といった悩みに応える機器としても重宝されている。

 在宅ワークの機会が増えたことを背景として、外付けスピーカーやヘッドセットの導入を検討する際に、耳をふさぐことなく、生活音も聞こえるワイヤレスネックスピーカーを活用するケースも増えている。

 新製品は「快聴音」機能と専用スピーカー搭載により、テレビの音声を耳元ではっきり再生し、テレビの音声をより聴き取りやすい音で楽しめる。

 快聴音機能は、同社ワイヤレススピーカーでも好評の機能で、人の声を強調し、ドラマやニュースの音声がクリアに聴き取りやすい。

 ノーマルモードは、量感のある低音域を実現しながら、声やセリフが聴き取りやすい音づくりとなっている。

 11ミリメートル×34ミリメートルの専用スピーカーを搭載しながら、約108グラムの軽量化を図り、快適な装着性を実現している。

 専用スピーカーは、ネックスピーカーで不足しがちな低音域を量感豊かに再現。かつスピーカーの配置や角度を本体形状に合わせて最適化することで、自然な聴きやすさを実現している。

 音が耳元で聴こえやすいため、テレビの音量を上げ過ぎることなく、早朝や深夜でも周囲に配慮しながら視聴を楽しめる。テレビから離れても、装着したまま、家事をしながらテレビを楽しめる。

 付属のワイヤレス送信機との通信は、音声の遅延を抑えながらネックスピーカー2台まで接続できる独自方式を採用(2台目のスピーカーは別売)した。

 ワイヤレス送信機は接続設定が不要で、テレビのヘッドホン端子に音声接続コードをつなぐだけですぐに使える。

 パソコンやスマホとブルートゥースで接続すれば、搭載したブルートゥースハンズフリープロファイルに対応したマイクによってハンズフリー通話にも対応できるため、ストレスなくオンライン会議に参加できる。

 テレビに接続された付属ワイヤレス送信機と、ブルートゥース接続機器とを、本体のボタン一つで簡単に切り換えることができるため、テレビ視聴にも在宅ワークにも活用が広がる。分かりやすいLED表示で接続状態も一目で確認できる。

 耳をふさがないので、在宅ワーク中の突然の宅配便の対応や家族の様子など、周りの生活状況を把握しながらコミュニケーションを取れる。

 キッチンなど水回りでも使える防滴仕様(IPX4)、約13時間の長時間再生(充電約6時間、充電端子はUSB Type-C採用)など多彩な機能を搭載。アルコール除菌シートでの手入れにも対応する。