2021.09.07 【スイッチ特集】オータックスロータリーDIPスイッチ「KZシリーズ」 クリック感を向上

KZシリーズ

 オータックスは、1974年創業の産業用スイッチメーカー。現在はディップ(DIP=デュアル・インライン・パッケージ)スイッチのトップメーカーとして、卓越した接点技術と高いコスト競争力、豊富な製品ラインアップにより「DIPスイッチのオータックス」としての評価を確立している。

 現在、DIPスイッチの操作方式ではスライド、ピアノ、ロータリーの各方式、またフルピッチ、ハーフピッチ、シングルラインタイプのSIPスイッチなど、1500品種以上の豊富な品種を誇る。

 新製品として、KUシリーズの後継に当たるロータリーDIPスイッチ「KZシリーズ」を2020年から発売開始。寸法はKUシリーズと同等ながら「クリック感の向上」および「自動化量産対応に向け部品形状・構成の再検討による品質向上」を達成した製品。端子形状はスルーホールと面実装を完備している。

 スライドDIPスイッチ「KSシリーズ」「KHSシリーズ」は、顧客ニーズに応え、100pcsのリールパッケージ品もラインアップに加え、少量単位での販売を可能とし、幅広い顧客ニーズに対応している。

 一方、操作用スイッチは、「Vシリーズ」「Lシリーズ」ではハーネス加工対応も可能としている。スイッチ加工からハーネス加工まで一貫した工場で大量生産することにより、コスト削減、リードタイム(L/T)の短縮を実現する。

 同社は、操作スイッチはカタログ品販売だけではなく、顧客から必要とされる状態で商品を提供することによって、顧客へのサービスをより一層強化していく。