2021.09.14 【空質関連商品特集】ダイニチ工業ハイブリッド式加湿器「LXシリーズ」
LXシリーズ(右)とRXTシリーズ
赤外線で遠隔操作、スマートSPで音声操作も
ダイニチ工業は、赤外線を搭載したハイブリッド式加湿器「LXシリーズ」の提案に力を入れる。トレーのメンテナンス性を高めた「RXTシリーズ」と合わせて販売を加速させていく。
LXシリーズは、標準運転で加湿能力960ミリリットル時と1200ミリリットル時の2機種を展開する。トレー本体に水あかや汚れが付着するのを防ぐ「カンタン取替えトレイカバー」の採用や、インテリアになじむデザイン性で、2019年に新シリーズとして追加して以降、販売を伸ばしている。
今年度モデルには赤外線を搭載。これまでは本体の操作ボタンを押すことで電源のオン/オフや運転モードを変更するのみだったが、赤外線通信で家電を遠隔操作できる市販のスマートリモコンと接続できるようになった。
それにより、スマートフォンからの遠隔操作やスマートスピーカーによる音声操作が可能になった。スマホや音声で、電源のオン/オフや運転モードを変更できる。エアコンとの併用でLXシリーズは利用されることが多く、エアコン側で遠隔操作できる機種が広がっていることに対応することを目指した。
ダイニチの主力機種であるRXTシリーズには、今年度モデルでLXシリーズに搭載してきたカンタン取替えトレイカバーを新たに採用。トレーの内部構造を大幅に変更し、トレーのお手入れを楽にする機種を広げた形だ。
ダイニチの調査では、加湿器を使わない理由として上位に挙がってくるのが「お手入れに時間がかかる」こと。カンタン取替えトレイカバーを採用してきたLXシリーズは、加湿能力に加えて、「お手入れが楽そう」という理由で選んでいるユーザーが多いという結果も、RXTシリーズへの展開を後押しした。
RXTシリーズは、標準運転で加湿能力500ミリリットル時から860ミリリットル時の製品までそろえる。デザイン性にもこだわった製品となっている。