2021.09.15 大阪に「タッチレス移動」マンション誕生顔認証で入館、LINEと連携しエレベーター呼べる

LINEでエレベーターが呼べるサービスを利用する様子(提供=日立ビルシステム)

「レオンコンフォート難波クレア」の外観イメージ「レオンコンフォート難波クレア」の外観イメージ

 エレベーターなどの共用設備に触れずに移動できる―。新型コロナウイルス禍で非接触のニーズが高まる中、ニューノーマル(新しい日常)時代の新築マンションが10月に誕生する。不動産業のレオン都市開発(大阪市北区)が大阪市浪速区で開発を進める「レオンコンフォート難波クレア」で、コロナの感染リスクを軽減する日立ビルシステムのソリューションを取り入れる。

 レオンコンフォート難波クレアはJR難波駅徒歩8分に立地する鉄筋コンクリート造の地上15階建てマンションで、10月21日に竣工(しゅんこう)予定だ。

 入居者はエントランスに設置したタブレット型専用端末のカメラに顔をかざして本人確認を済ませると、オートロックが開錠。続けてボタンに触れずにエレベーターの呼び出しや行き先階の登録操作を行い、移動できる。

 威力を発揮する一つが、対話アプリ「LINE」と連携しエレベーターを呼ぶことができる日立グループ開発のサービス「エレトモ」だ。入居者は事前に顔画像を登録。さらにエレベーターに表示されたQRコードにスマホをかざして読み取り、LINE公式アカウントと「友だち」になることで、「タッチレス移動」を実現できる。