2021.09.22 【関西エレクトロニクス産業特集】ニチコン家庭用蓄電システム、4.1k~16.6kWまで揃える

家庭用単機能蓄電システム16.6kwhタイプ

室内リモコン室内リモコン

 ニチコンは、家庭用蓄電システムに蓄電容量4.1kWhから業界最大容量16.6kWhまで取りそろえている。新製品の16.6/11.1kWh品は家中のコンセントから電力供給が可能。200V仕様家電も使える。

 独自開発のトライブリッド蓄電システムは、太陽光発電の電気を家庭で使用・蓄電でき、EVへの給電も可能。万一の停電時にはEVの電池と蓄電池の両方から給電できる。

 太陽光発電とリチウムイオン電池を組み合わせた公共・産業用蓄電システムは、電力変換出力10~数百kW、蓄電池容量16~数百kWhに対応。通常時は系統電力を抑制し、非常時には自立運転して電力を供給する。

 V2Hシステムは、EV・PHV・FCVに接続して充電し家庭へ給電できる系統連系型「EVパワー・ステーション」のほか、簡単に持ち運んで操作ができ、自動車の荷室に収納可能な外部給電器「パワー・ムーバー」(4.5kW出力)、8月発売の「パワー・ムーバーライト」(3.0kW出力)をそろえる。EV・PHV用急速充電器は10~50kW出力をラインアップ。東京電力HD、e-Mobility Powerと共同開発した90kW出力は、グッドデザイン賞を受賞している。