2021.09.22 【関西エレクトロニクス産業特集】きんでん中央監視システム「インフォリーノBA」にクラウド版を追加

 きんでんは、自社ブランドのビル向け中央監視システム「インフォリーノBA」のラインアップにクラウド版を追加した。

 ICT・クラウド技術を活用して離れた場所からリモートで監視操作できるシステムを開発し、ビル管理業務効率化のニーズの高まりに対応した。インターネット環境があれば、いつでも・どこでも建物内の監視操作ができる。

 ビル管理業務ではこれまであまり発想のなかった在宅勤務やパートタイムでの働き方の実現を支援する。

 システム販売は、グループ会社きんでんスピネット(大阪市北区)が行う。今年度は既存建物のリニューアル案件に対して営業を展開。来年度以降は、新築設備も含めた全ての建物に営業を広げていく予定だ。

 クラウド版は、インフォリーノBA同様、建物の電力・照明・空調・給排水設備の監視操作、スケジュール設定による自動運転が可能。スマートフォン、タブレット、モバイルパソコンなどから簡単に監視操作が行える。

 従来は建物ごとに監視サーバーが必要だったが、複数建物管理をクラウドに上げることで監視サーバーの一元管理を実現。現地で必要だったサーバーの故障時修繕や定期点検作業も不要となった。