2019.11.21 ラックスマン ディスクドライブメカニズム一新のSACDプレヤー旗艦機投入
SACD/CDプレヤーのフラグシップモデル「D-10X」
ラックスマンは、SACD/CDプレヤーのフラグシップモデル「D-10X」を12月下旬から発売する。
読み取りから出力まで理想的な信号経路を実現するレフトサイドメカ構成はそのままに、あらゆる部分を考え得る最高のスペックのパーツや最新技術によって一新した。
フロント部からリアエンドまで貫かれる8ミリメートル厚アルミサイドフレームと、5ミリメートル厚のスチールトッププレートの組み合わせにより、メカを強固に包み込むボックス構造が特徴のディスクドライブメカニズムLxDTMは、LxDTM‐ iに生まれ変わった。
メカ取り付け部を、従来のサイドフレームに支持する方式からフレームを貫通する一体化構造に変更し、リジッドに外来振動を遮断する特性に磨きをかけ、基本性能を高めた新採用メカとの相乗効果で読み取り精度を飛躍的に高めた。
デジタル部の要となるD/Aコンバータには、世界初搭載となる最新のROHM社製高音質オーディオ用DACをデュアル構成で採用。ハイスペックDACの能力を余すところなく引き出すL/R独立のモノラルモードで動作する。USBの入力には、最大でPCM768キロヘルツ/32ビット、DSD22.4メガヘルツ/1ビットに対応する。
アナログ回路には、ラックスマンアンプ回路技術の核となるODNFの進化バージョンとなるODNF-uをフルバランス構成で搭載。誤差検出精度の向上を果たし、高域を中心に全体域にわたってさらに自然で伸びやかな躍動感あふれる表現力を獲得した。
また、近年タイトル数を増加しているMQA(MQA-CD/MQAファイル)の再生にもフルデコードで対応している。本体カラーはブラスターホワイト。価格(税別)は120万円。