2021.10.15 【関東甲信越版】ミュージカル「忍たま乱太郎」第12弾 開幕原作者・尼子氏「ファン納得の内容」

フォトセッションに出席した6年生キャストと4年生キャスト Ⓒ尼子騒兵衛/NHK・NEP Ⓒミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会

原作者の尼子氏
Ⓒ尼子騒兵衛/NHK・NEP Ⓒミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会原作者の尼子氏 Ⓒ尼子騒兵衛/NHK・NEP Ⓒミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会

脚本・作詞・演出を手掛ける竹本氏
Ⓒ尼子騒兵衛/NHK・NEP Ⓒミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会脚本・作詞・演出を手掛ける竹本氏 Ⓒ尼子騒兵衛/NHK・NEP Ⓒミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会

忍術学園とドクタケ忍者隊が共闘する今作
Ⓒ尼子騒兵衛/NHK・NEP Ⓒミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会忍術学園とドクタケ忍者隊が共闘する今作 Ⓒ尼子騒兵衛/NHK・NEP Ⓒミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会

 ミュージカル「忍たま乱太郎」第12弾 まさかの共闘⁉大作戦‼が9日から、東京ドームシティシアターGロッソ(東京都文京区)で始まった。公演に先立ち、原作者の尼子騒兵衛ほか出演者らが8日に会見。尼子は「古くからの原作のファンも、ミュージカルのファンも納得していただける内容になった」と舞台の仕上がりに満足な表情を見せた。

ライバルと共闘

 本作は漫画「落第忍者乱太郎」と、それを基にしたアニメ「忍たま乱太郎」をミュージカル化。第12弾の今作は、長い間ライバル関係にあった忍術学園とドクタケ忍者隊が初めて手を組み共闘する。

 第10弾から脚本を手掛け、作詞、演出も担当する竹本敏彰は「これまでは原作やミュージカルの流れを踏襲して書いていたが、今回は少し違った」と明かした。

 脚本作りは尼子と話し合いを重ねたそうで「今回、尼子先生と話していて『ドクタケと手を結んだら面白いんじゃない?』と言われたことから書き始めて。難しさを感じながらも、面白く書かなきゃいけないというプレッシャーもあった」と振り返った。

 今作の見どころを問われた6年生キャスト6人(湯本健一、渡辺和貴、新井雄也、坂垣怜次、鈴木祐大、反橋宗一郎)は「それぞれの得意な武器を使った激しい殺陣、アクションが見どころ」「原作を知らない人でも、忍ミュが初めての人でも楽しんでもらえる自信がある」と、新作への思いを披露した。

改めて好きになってもらえる作品に

 初めて得意武器を戦闘場面で使うキャラクターも登場し、ファン必見のシーンに。中心キャラクターを演じる渡辺和貴は「どのキャラクターのファンの方も楽しんでいただけると思う。改めて〝忍たま〟を好きになってもらえる作品になった」と述べた。

 新キャストの坂垣怜次は出演が決まった時に「うれしい半面、不安とプレッシャーが強かった」。意気込みを問われると「僕たちが楽しんでいれば、お客さんにも絶対楽しんでもらえると思う。1公演1公演、熱量を持ってみんなと頑張っていきたい」と力強く語った。

 前作の第11弾は、コロナ禍で公演中止や無観客公演を余儀なくされた。今作はキャストを含め、感染対策を施して公演を行う。

 東京公演は24日まで。その後、29~31日にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(大阪市中央区)で大阪公演を予定している。