2021.10.18 総務大臣賞にNECの都市OS、経産大臣賞は東芝のフィルム型太陽電池「CEATECアワード2021」決まる

CEATECアワード2021の受賞者を発表するCEATECエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏

 19日に開幕する国内最大規模の総合展示会「CEATEC 2021 ONLINE」に合わせて、優れた技術や製品を表彰する「CEATECアワード2021」の受賞企業・団体が発表され、最高位の総務大臣賞はNEC、経済産業大臣賞には東芝が選ばれた。

 総務大臣賞を受賞したNECの「NECが目指す未来のまち~スーパーシティ~」は、人工知能(AI)や生体認証技術などスーパーシティ構想に必要な機能を提供するクラウドサービス「NEC都市OS」を中核とするシステム。低コスト、短期間の実装が可能で、地域の特性やニーズに合わせたシステム構築にも対応し、複数自治体を支援してきた実績が評価された。

 経済産業大臣賞に選ばれた東芝の「フィルム型ペロブスカイト太陽電池」は、強度不足で設置が困難だった曲面、窓など多様な場所でも設置できるペロブスカイトと呼ばれる結晶構造の材料を用いた新型太陽電池。カーボンニュートラルの実現に不可欠な対抗法発電の幅広い実用性が期待され、再生可能エネルギーの導入拡大に貢献するとして評価された。
(詳細は19日付の電波新聞、電波新聞デジタルに掲載します。)