2021.10.20 入退場や店舗決済、マスクしたまま顔認証ビルや商業施設に新システム

マスクをしたままの顔認証で施設への入退場や店舗決済を可能にする「NEC顔認証エッジデバイス」

 マスクをしたままの顔認証で、ビルや商業施設への入退場や店舗決済が行える画期的な技術が11月に登場する。ニューノーマル時代に対応し、顔認証技術に強みを持つNECがID技術と組み合わせて開発。簡単に導入できる専用機器と合わせて提供する。

 一度の顔登録で、ビルやフロア入口のエントランスゲートをマスク着用のまま立ち止まらずに通過できるほか、ビル内の売店や食堂などで現金やクレジットカードを取り出すことなく支払いが完了する。

 例えば、カフェテリアではトレーから手を放すことなく、会計台にトレーを置くだけで決済できる。NECの担当者は「これまでのシステムは設置する事業者に応じてオーダーメイドで対応していた。今回開発した技術はシステムを標準化することで簡単に導入できるようになる」と期待している。
(詳細は21日付の電波新聞、電波新聞デジタルに掲載します)