2019.11.22 【はんだ特集】日本アルミット 印刷性に優れたソルダペースト

ソルダペーストLFM-48W MR-NH

 日本アルミットは、特徴あるはんだ製品でグローバルビジネスを拡大している。同社のはんだ製品の納入国は50カ国を超え、中国、東南アジア、欧米から南北アフリカ、中近東まで広がっている。

 新たに印刷性に優れたソルダペースト「LFM-48W MR-NH」を開発、販売を開始した。0603チップ実装が広がる中で、大小混載基板実装では大きな部品のはんだ量が課題となっている。

 従来、大小部品混載基板ではソルダペーストを印刷する際のメタルマスクの厚みは150マイクロメートルを採用しているが、このような基板で0603チップを搭載する場合、メタルマスクの開口部が小さく印刷が困難となる。このためメタルマスクの厚みを120マイクロメートル程度まで薄くする必要があるが、メタルマスクを薄くすると、大きな部品でのはんだ量が不十分になるという課題が生まれている。

 LFM-48W MR-NHは、粘度110Pa・sという今までにない超低粘度のソルダペーストで、優れた印刷性を持っており、このような課題を解決する。従来の低粘度のソルダペーストでは、はんだの印刷ダレやプリヒートダレを起こし、リフロー後にはんだブリッジを起こすという課題があった。

 同社は新しいチキソ剤を開発。超低粘度ながら印刷ダレ・プリヒートダレの発生しない印刷性に優れたペーストの開発に成功。既に日本、欧州の顧客で「驚きの印刷性能」「異次元の印刷性」との評価を得ている。産業機器、車載部品への採用が期待される。

 はんだディップ用酸化防止剤入り棒はんだ「LFM-Hシリーズ」は、従来の合金組成の棒はんだに同社独自技術の酸化防止剤を微量添加している。この酸化防止剤の効果により酸化ドロスの発生が70-80%削減される。酸化防止効果によりはんだ液面からのガス抜けが良くなり、はんだボールの発生が減少する。

 これにより銅コイル線などを高温ではんだディップする際に、はんだの酸化ドロスが大量に発生し、飛散によるはんだボールの部品への付着を解決した。

【はんだ特集】目次

多様化するニーズに対応 はんだ付けロボの需要拡大
弘輝 高耐久合金組成ハロゲンフリーソルダペースト発売
●日本アルミット 印刷性に優れたソルダペースト
ジャパンユニックス はんだ付けロボット UNIX-DFシリーズ主力展開