2019.11.22 日本ケミコンが5G対応コンデンサ事業強化 中華圏で実需に感触 新製品を拡販

日本ケミコンは5Gスモールセル仕様の小型チップアルミ電解コンデンサ「MHSシリーズ」を提案する

 日本ケミコンは、次世代高速通信規格5Gをターゲットにコンデンサ事業の拡大に取り組んでいる。世界的に5Gの動きが活発化し、特に中華圏での実需が表面化。部品需要が冷え込む中で、5G用基地局向けが当面の売上げを伸ばす分野として品ぞろえを拡充してきた新製品の拡販に注力する。

 5G用基地局が高速、大容量化のために、小型基地局(スモールセル)が近距離で数多く設置される。コンデンサには小型化が一段と求められ、しかも基地局が24時間稼働し、...  (つづく)