2021.10.28 【電波時評】半導体不足の原因究明に米政府も乗り出す

 半導体不足が言われて久しい。特に車載用は昨年後半から需給バランスが崩れ、世界中の自動車メーカーが減産を強いられるなど事態は深刻だ。今年初めには、夏ごろには解消するのではとの憶測も流れたが、いまだ厳しい状況が続いている。

 ファウンドリー世界最大手、台湾TSMCの劉徳音会長は先ごろ、米TIME(電子版)のインタビューで気になる発言をした。いわく車載用半導体の出荷量は実際に自動車に搭載する量より多い。サプライチェーンのどこかで買い...  (つづく)