2021.10.29 ソニーの石原詢子 ライブハウスで全12曲熱唱 大阪 アコースティックライブ ピアノ弾き語りも
熱唱する石原
ソニーミュージックの石原詢子は14日、大阪・梅田のバナナホールで自身初となるライブハウスでのアコースティックライブを開催した。新曲「ただそばにいてくれて」のほか、今まで披露したことのなかったオリジナル曲、洋楽、大阪に由来のある楽曲など合計12曲を熱唱。ピアノの弾き語りにも挑戦し、会場のファンを喜ばせた。
ライブツアーは、自身のデビュー記念日である10月14日の大阪会場を皮切りに、10月下旬には故郷の岐阜、11月5日に東京・吉祥寺のスターパインズカフェと、計3カ所で実施する。
ライブの副題は「いま届けたい『ありがとう』」。「ただそばにいてくれて」を通して、日頃感じているありがとうの気持ちを直接ファンの元へ届けたいとの思いでライブツアーを企画した。人数制限など新型コロナウイルス対策も徹底し、安心・安全なライブを行った。「コロナ禍でライブ活動などを自粛していた。ファンへの感謝の気持ちをライブという形で伝えたかった」と石原。
大阪会場では、着物ではなく会場の雰囲気に合わせて洋服で登場した。ギターやキーボード、トランペットなど4人編成のバンドで、ライブなどでは歌ったことのない「予感」や「夜汽車」などを披露。「カントリーソングが好き」と公言しており、「トップ・オブ・ザ・ワールド」「カントリーロード」などの洋楽も熱唱した。大阪開催にちなみ、「悲しい色やね」「やっぱ好きやねん」「宗右衛門町ブルース」など「大阪モノ」のメドレーも歌った。
終盤には新曲のCW「ひと粒」をピアノの弾き語りで最後まで歌い切った。「たくさん練習した。人間やる気になればできると感じた」(石原)。最後はシンガーソングライターの古内東子が書き下ろしたポップス「ただそばにいてくれて」を歌い、ファンに感謝の思いを伝えた。
アンコールには「ひとり酔いたくて」など2曲で応えた。石原は「新しいことに取り組むことで気持ちが変わる。10月21日で、デビューして丸34年目となる。コロナ禍が続くが上を向いて歩きたい。人との絆、心からありがとうと言える気持ちを大切にして、新曲を大事に歌っていきたい」と今後の抱負を語った。