2021.11.17 【InterBEE特集】パナソニック「KAIROS」を軸にLIVE IPソリューションなど展示

ブースイメージ

 パナソニックは、IT/IPプラットフォーム「KAIROS(ケイロス)」を軸にコンテンツ制作現場の「撮る・創る・映す」を変革するリモートプロダクションを提案し、コンテンツ制作現場の課題解決を目指す。

 今年も映像制作/放送関連機材部門とプロオーディオ部門で、新たなワークフローを実現する最新ソリューションを訴求する。

 映像制作/放送関連機材部門では、「制作現場を変える LIVE IP×リモートプロダクション」をテーマに、KAIROSなどのLIVE IPソリューションやリモートカメラなどを組み合わせたシステムを中心とした、カメラシステムソリューション、LED照明機材などのライティングソリューションなど、次世代のライブ映像制作をサポートするソリューションを展示。

 メインステージでは、リモートプロダクションを活用したボウリング対戦のライブ配信を実演。ボウリング会場にはフロアディレクター1人だけ、映像・音声・照明・カメラ制御の全ては幕張会場からリモートで実施する。KAIROSを活用したリモートプロダクションによって遠隔地の現場をスマート化し、新たな価値創出を訴求する。

 こうした本格的かつ実現性のあるリモートプロダクションの活用により、これまで実現が難しかったスポーツのライブ配信をはじめ企業配信、地域コミュニティーなど、さまざまなコンテンツ配信の幅を広げられる。

 LIVE IPソリューションでは、KAIROSのオンプレミスに加え、来春にサービス開始を予定しているワークフローを革新する新サービス「KAIROS クラウドサービス」を紹介。そのほかに、ドローンを活用したセンシング、低遅延映像配信システム、5Gゲートウェイなど、LIVE IPを支えるさまざまな技術・ソリューションも展示。

 カメラシステムソリューションでは、映像制作現場の「撮る」ワークフローを革新する新たなリモートカメラ(PTZカメラ)ラインアップの5機種を中心に、さまざまなIP伝送プロトコルに対応し、撮影現場の省力化と高品位な映像撮影の両立を実現する小型の4K/HDインテグレーテッドカメラや、4Kスタジオカメラ、ライブスイッチャー、AR映像プロダクションシステムなどを展示。

 一方、プロオーディオ部門では、「設備音響に求められる音作りの最適化」をテーマに、長年培ってきた開発力と現場力を生かし、さらに進化を続ける「RAMSA」の大規模空間の音場を支える大型ラインアレイスピーカーやポイントソーススピーカー、高音質96キロヘルツ運用を実現するデジタルミキサーを展示。多様な音づくりをサポートするスピーカーとして小規模空間に適した高音質2WAY方式のニアフィールドスピーカーシリーズも披露される。