2021.11.26 来年デビュー7年目 テイチクの三丘翔太 新曲「よこはま埠頭/そんなもん人生」発売

演歌歌謡曲マニアを自称する三丘翔太

水谷千重子トータルプロデュース

 来年デビュー7年目を迎える演歌歌手の三丘翔太は、芸歴50年の大御所、水谷千重子がトータルプロデュースした新曲「よこはま埠頭/そんなもん人生」(テイチクエンタテインメント)を17日に発売した。

 衣装やロゴデザインをはじめ、「そんなもん人生」の作詞を水谷が手掛けた。

 三丘は「何事も選択するときは『一か八か』タイプですし、『惚れた腫れた』とか……ですし」と述べ、「雨が降るか降らないか 一か八かで傘もたず」と「惚れた腫れたより 明日が晴れたらそれでいい」のフレーズに共感したという。

 「思った以上に歌詞が作り込まれていて、コミックソングではない」ときっぱり。「聴き手に面白がってもらうためにも真面目に歌う。落ち込んだときにぜひ聞いてもらいたい。自分も歌っていて勇気づけられる」と三丘は話す。

45年前の幻の楽曲

そんなもん人生

 「よこはま埠頭」は、三丘の師匠で作曲家の水森英夫が45年前に発売を予定していたが、体調不良で発売できなかった幻の楽曲だ。弟子として世に送り出す三丘は「これまで王道のド演歌を作ってもらってきた。今回はギターの弾き方から違って自分の歌じゃない感じだった。メロディーラインが70年代っぽい。『流行歌』と言われてジャンルの区分けがなかった時代の歌」と分析する。

 今後、ご当地ソングとして歌い続けていく。三丘は「横浜に行きたくなる歌。旅行気分で聴いてほしい」とした。

「個人練習」を生配信

 コロナ禍で思うように活動ができない期間が続いたが、YouTubeで「三丘翔太ちゃんねる」を立ち上げ、生放送で「個人練習」を配信するなど、積極的にオンライン活動を行った。

 三丘は「何かしていないとファンの皆さまに忘れられるのではないかと配信を続けてきたが、ファンクラブ会員が増えるなど新たなファンとの出会いにもなった」と笑顔を見せる。

ファンへの思いを語る三丘翔太

 「会えない時間を乗り越えて、よりパワフルな歌を届けるため、コツコツと、変わらず練習を続けていく」と先を見据え、「思ったように歌えなかったら嫌。だからこそ、歌が嫌いにならないように歌を続ける」と力を込めた。