2021.11.26 【この一冊】「目の見えない人は世界をどう見ているのか」伊藤亜紗 著(光文社新書)
モノ作りや技術継承、危機管理の現場において「可視化」という言葉をよく聞くが、それだけ私たちが得る情報の多くは視覚に由来していることが分かる。
本書は空間、感覚、運動、言葉、ユーモアと章ごとにテーマを決め、見えない人がどのように世界を「見て」いるかを解明する。
目以外の器官からどうやって情報を得ているか、世界とのかかわりの中で体がどのように働いているか。筆者は視覚障がい者とその関係者に行ったインタビューや... (つづく)
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