2021.11.30 ハンドルにセンサーやサイネージ豊田合成がスタートアップとタッグ

部品のイメージ。車内外でディスプレーやセンサー実装が想定される

 自動車のフロントグリルやハンドルなどにセンシングやサイネージを実装する。そんな開発を目指すコラボが始まる。トヨタ自動車グループの部品大手・豊田合成は11月30日、電子部品の実装などに強みを持つスタートアップ、ワンダーフューチャーコーポレーション(WFC、東京都千代田区)に出資した、と発表した。

 WFCは、電磁誘導(IH)を利用した独自のはんだ付け技術を持つ。両社の共同で、樹脂製の車載部品に電子部品を直接実装すれば、電子基板が不要になる。デザインの自由度を保ちつつ電子部品を実装でき、車の軽量化になどにも貢献できそうだ。
(12月1日付の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します。)