2021.11.30 歴史上の人物が動き出す凸版印刷がデジタル分身の生成サービス開発

歴史上の人物から生成した3Dアバター(提供=凸版印刷)

 歴史上の人物が写った古い写真もデジタルの分身(アバター)に変えられる―。凸版印刷はAI(人工知能)スタートアップのラディウス・ファイブ(東京都新宿区)と連携し、そんなサービスを開発した。リアルとデジタルを融合する可能性を広げる動きとして、注目を集めそうだ。

 サービス名は「メタクローンアバター」。利用者は、自身の顔写真を1枚アップロードすると、入力した身長と体重の情報を元に再現したリアルな3D(3次元)アバターを自動的に生成できる。

 1920年に撮影された世界的な理論物理学者アルベルト・アインシュタイン博士の写真であっても、AIで修復して精密に再現。自然な表情を反映したアバターとして、よみがえらせることが可能だ。

 新型コロナウイルス禍で外出が制限される中、インターネット上に構築される仮想空間「メタバース」にアバターとなって入り込み、ゲームや買い物などを楽しむ動きが活発化。用途は企業の仮想会議にも広がり、国内外のIT大手などが成長が見込まれるメタバース市場に熱い視線を注いでいる。
(12月3日付電波新聞・電波新聞デジタルに詳報します。)