2021.12.15 【セミコンジャパン2021特集】新コスモス電機LoRaWAN無線変換器などガス検知関連を展示

ガス検知部用LoRaWAN無線変換器「WC-7Lシリーズ」

 新コスモス電機は、半導体材料ガス検知部用の新製品「LoRaWAN無線変換器」をはじめ、携帯用、定置式のガス検知機器、クリーンルーム内の環境を監視する環境モニター、コロナ禍の三密対策機器を展示、紹介する。

 LoRaWAN無線変換器は、ガス検知部と指示警報部を結ぶ配線を無線化した「WC-7L」。ガス検知部の信号を有線で入力し、長距離通信と迂回(うかい)性に優れたオープンな無線通信規格LoRaWAN920メガヘルツ帯で無線化。無線信号を現場内に設置したLoRaWANゲートウェイで受信し、PLCを介して監視ソフトにガス濃度や警報状態を表示する。工事の簡素化、コストカットを実現した。

 入力信号がアナログ4~20mA×1/接点入力×2、出力信号が接点出力×1の「WC-7L-S」と同デジタル通信RS-485×1、同接点出力×1の「WC-7L-A」の2機種をそろえる。

 ガス検知部は、携帯用で累計販売台数10万台のロングセラー吸引式ガス検知器をリニューアルし、7月に発売した「コスモテクター XP-3000Ⅱ」を展示する。新たに低濃度から爆発危険濃度までの可燃性ガスを1台で検知可能なワイドレンジモデルを加えた。可燃性ガス用、酸素用から発売。その他ガス種用を順次販売する。

 NF3検知では、センサーユニットを交換し、さまざまな半導体ガスを1台で検知できる携帯用「XPS-7Ⅱ」、定置式コスモス式「PS-7」を紹介。

 高感度センサーを搭載、環境中の化学物質を低濃度で検出する環境モニター「COD-203」や「コネクトCO2センサ」で測定したCO₂濃度データをブルートゥースで「コネクトセルラー」に送信。さらにセルラーからLTE通信でクラウドに上げ、インターネット経由でスマートフォンなどに知らせる「三密おしらせシステム 換気予報」も展示する。