2022.01.05 【この一本】「決戦は日曜日」(配給:クロックワークス)
Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会
「東京ウィンドオーケストラ」や「ピンカートンに会いにいく」など、コメディー映画の新時代を担う坂下雄一郎監督が、約5年をかけて執筆したオリジナル脚本の同作。
舞台は、とある地方都市。窪田正孝演じる谷村勉は、この地に強い地盤を持ち当選を続ける衆議院議員・川島昌平の私設秘書。ある日、川島が病に倒れてしまい、そんなタイミングで衆議院が解散となる。
後継候補として白羽の矢が立ったのは川島の娘、有美(宮沢りえ)。谷村は有美の補佐役として支えることになったが、自由奔放で世間知らず、だけど謎の熱意だけはある有美に振り回される日々。それでも父、川島の地盤は盤石で、よほどのことがない限り当選は確実だったのだが…。政界にはびこる古くからの慣習に納得できない有美は、選挙に落ちるべく行動を起こす―。
本格コメディー映画初挑戦となる宮沢。純粋で真っすぐな有美の姿は何とも憎めず、彼女に翻弄される感覚がクセになる。脇を固める赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真らとの掛け合いも必見。7日から全国公開。