2022.01.19 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】みどころ/事業戦略カトーレック

カトーレックのブースイメージ

グローバルプラットフォーム
同一品質のEMS提供

 カトーレックは「ネプコンジャパン」に出展し、日本国内やアジアで展開するEMS(電子機器製造受託サービス)事業を中心に紹介する。

 同社はEMS事業とロジスティック事業を展開し、EMS事業が売り上げの70%を占める。

 国内(高松・本社工場、松山)、中国(蘇州、広州)、ベトナム、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、メキシコ(ティファナ、グアナファト)、インド(プネー)の9カ国12製造拠点を設け、各工場は多品種少量生産に対応するフレキシブルな生産体制と、世界いずれの工場で生産しても同一品質、同一サービスを提供する「カトーレック グローバル プラットフォーム」に位置付けている。

 生産技術力を高めるために、各工場間の技術交流を積極的に行っている。実装機などの生産設備も最先端を導入しつつ、既存設備とのバランスを取りながら高品質生産を目指している。

 基板実装を中心に受託する製品は家電、AV、車載、情報・通信、住宅設備機器、産業機器、医療機器、航空・宇宙機器まで幅広く、最近は車載が増えている。日系企業の受託が多い。

 生産増強を進め、ベトナム工場は2005年から稼働しているが、第2棟が20年6月に完工した。インドネシア工場は1993年に同社グループ初のEMS海外拠点として稼働し、基板実装から完成品組み立てまで幅広く対応するため、新たに第4棟が20年6月に完成した。フィリピン工場も97年より稼働しているが21年6月に第3棟が完工した。

 ネプコン展ではこれら各生産工場の最新情報をパネル展示などで紹介する。カトーレック グローバル プラットフォームを活用し、サプライチェーンの見直しを行った事例や多拠点生産体制を構築した事例を動画で紹介する。

 設計、部品調達、生産技術サポートなど顧客の製品や要望に応じた最適な提案を訴求する。