2019.12.11 米インテルと蘭大学など極低温制御チップ開発 量子コンピュータ実用化を加速

インテルらが開発した量子ビット制御チップ「ホースリッジ」

 米インテルは9日、量子コンピュータシステムの開発と実用化を加速させる極低温制御チップ「ホースリッジ」(開発コード名)を発表した。オランダのデルフト工科大学とオランダ応用科学研究機構(TNO)による共同研究機関QuTechとの協業により、開発に成功した。

 量子コンピュータは、量子力学の重ね合わせなどの原理を活用することで、従来型のコンピュータよりはるかに高速計算を実現する次世代計算機。現在では困難とされる複雑な問題も、短時間で...  (つづく)