2022.01.21 量研とマイクロ波化学がレアメタル精製で新技術28年ごろの実用化目指す

プラントの例(提供=マイクロ波化学)

 量子科学技術研究開発機構(量研)とマイクロ波化学(大阪府吹田市)は20日、レアメタル(希少金属)精製について、化学処理とマイクロ波加熱を組み合わせた新たな技術の社会実装に取り組むと発表した。大幅な省エネにつながるもので、電池はじめ需要が急増するリチウムなどが主眼。既に原理的には確認しており、パイロットプラントなどでの展開を経て、2028年ごろの実用化を目指す。広く化合物などにも適用可能という。

 量研は、核融合炉関連や航空宇宙...  (つづく)