2022.01.26 【IIFES2022特集】東亜ディーケーケーデジタルセンサー活用の遠隔監視システムを展示

 東亜ディーケーケーは、デジタルセンサーを使った遠隔監視システムを出展する。

 「CALMEMO(キャルメモ)-pH電極」はプリアンプとメモリーを内蔵。変換器を経ずに校正値や校正履歴などを電極内に保管できるのが特長だ。

 pH測定の際は、センサーを標準液に浸けて検量線を覚え込ませる必要がある。従来、標準液校正の結果は本体部に記録しなければならなかったが、キャルメモでは電極のメモリーに保存されるので、校正済み電極としてそのまま使用できる。

 今回、チノーの監視機能付き無線ロガー「ワイヤレスウォッチャ」を活用し、水質測定のシステムを簡単に構築できるパッケージを紹介。送信機にプローブを接続して工場や上下水道などの水処理施設を水質測定し、測定結果は受信機を介してパソコンなどのモニターに表示し、常時監視が可能だ。複数の測定ポイントにセンサーと送信機を配置して一括監視に活用できる。送信機にはデータを蓄積でき、無線状況が良好でない場合でも測定結果の欠落が生じる恐れはない。クラウドを使った測定データの遠隔収集も提案する。

 連続監視でのクロスチェック用として、マルチタイプのポータブル水質計も展示する。