2022.01.27 【ルームエアコン特集】富士通ゼネラル「ノクリア」Zシリーズスマホリモコンモード採用

「ノクリア」Zシリーズ

 富士通ゼネラルは、ルームエアコン「ノクリア」Zシリーズに業界初の「スマホリモコンモード」を新たに搭載した。暖房や清潔機能を拡充とともに人工知能(AI)とIoTの操作性を向上し、ユーザーに快適な室内環境を提供する。

 業界初のスマホリモコンモードは、家の中に無線LAN環境がなくても、専用アプリケーション「ノクリアアプリ」をインストールしたスマートフォンと、室内機の無線LANアダプターを直接接続してリモコンとして使用できる機能。アプリには、直感的に操作できるデザインを採用した。

 これまでは、自宅にネット環境がないとIoTの活用はできなかった。スマホリモコンモードの新搭載により、自宅の環境を問わずに利用可能になった。家の中に無線LAN環境があれば「クラウド接続モード」で、従来通り屋外からの操作も可能だ。

 スマホを1人1台持つ家族や、各部屋にエアコンを設置する家庭の利便性も追求した。エアコン1台に対して最大5台のスマホをリモコン代わりにできる。また、最大10台のエアコンをスマホ1台から操作できる。

 付属リモコンには、「AI自動ボタン」を追加した。従来機には「自動運転」ボタンと「AI機能設定」がそれぞれあったが、AI自動ボタンを一つ押すだけでエッジ(本体)とクラウドの「ダブルAI」による「オーダーメイド快適」を実現する。

 コロナ禍で高まる清潔需要にも応え、「ノクリア・クリーンシステム」の機能を強化した。室内機のフィルターにウイルス抑制作用があるコーティングを施した「ウイルカット・フィルター」を新たに採用。フィルター上に付着したウイルスや細菌を抑制し、カビの繁殖も防ぐ。

 暖房機能にもこだわり、より快適な暖房空間を提供する「あったかアップ」機能を新搭載した。「ハイパワー運転」と併用することで、外気温2度の時でも、最高約55度の高温風で足元温度を最高約40度まで強力に暖める。

 同社はサステナブル経営を推進し、地球環境との共存を重要なテーマとしている。この一環として、化石燃料を使用する暖房機器からの置き換えによる温室効果ガスの排出量削減が見込めるため、エアコンの暖房機能強化に取り組んでいる。温室効果ガス削減効果の高いヒートポンプ機器を普及させて「世界の暖房文化を変える」ことを使命とし、持続可能な社会の実現への貢献を目指す。