2022.02.09 全固体電池、加熱で性能向上も産総研などの研究で実用化へ前進

 産業技術総合研究所(産総研)は、東京工業大学や東京大学、山形大学との研究で、全固体電池について加熱処理で性能を大幅に向上させる技術を開発した。電極の劣化の仕組みを調べ、大気中の水分に由来するプロトン(水素イオン)が要因となっていることを明らかにした。今後、急速充電など電池性能向上につながりそうだ。

 電気自動車の開発・実用化が進められる中で、搭載する電池の高性能化が求められている。特にポイントとなるのが安全性と高速充電特性。電...  (つづく)