2022.02.09 メタバース市場開拓が活発化都市連動や遠隔接客など携帯電話各社が攻勢

アバターでにぎわう「バーチャル渋谷」(提供=KDDI)

 個人がアバター(分身)となって3次元(3D)の仮想空間に入り込み、人との交流を楽しんだり仕事をしたりする―。携帯電話各社が、そんなコミュニティーの世界「メタバース」の用途を開拓する取り組みで攻勢をかけている。アバターによる業務革新や都市と連動したメタバースで存在感を高める。市場の育成に向けた真価が問われるのはこれからだ。

 街中がオレンジ色に染まった昨年10月。不要不急の外出自粛や密の回避が求められる新型コロナウイルス禍に、仮...  (つづく)