2022.03.03 キオクシア、通常稼働に回復一部操業停止の四日市・北上工場

 フラッシュメモリー大手のキオクシアホールディングスは3日、三重県四日市工場と岩手県北上工場の一部で生産を停止していた問題で、2月下旬に両工場とも通常稼働に回復したと発表した。

 2工場では主力の3次元構造NAND型フラッシュメモリー「BiCS Flash」を製造。同社は1月下旬から工程の一部において、不純物を含む部材が混入したとして生産を停止していた。

 事故後も完成在庫をもとに出荷を続けていたが、一部操業停止により今後の出荷に影響が出るとの見通しを示している。

 両工場とも米ウエスタンデジタル(WD)との共同運営で、WDは2日(現地時間)、今回の事故により同社だけで記憶容量ベース約7エクサバイト(エクサ=100京)分の出荷減少が見込まれると発表した。

(4日付電波新聞・電波新聞デジタルに詳報します)